『保護犬・保護猫のマッチングプラットフォーム anifare』を運営する株式会社anifareが、2021年1月8日(金)から11日(祝)まで里親希望者に向けたanifare譲渡会を開催するとのことです。
anifareとは?
anifareは、保護活動と譲渡活動に必要となる経費を寄付に頼らずに運営していく為に譲渡を事業化して運営している会社です。
譲渡費用によりシェルター建設・運営を進めています。千葉県成田市シェルターと埼玉県大宮市シェルターが稼働に加えて、2020年10月30日から東京都八王子市にり高いレベルで保護犬猫のリコンディショニングに取り組んでいくシェルター「東京リコンディショニングセンター」が稼働しています。
譲渡活動を事業にしているため、anifareでは犬猫の譲渡は有料になっています。現在の1頭あたりの譲渡費用は58,000円です。
この価格が高いか、安いかは意見がわかれるところだと思います。また、ブリーダーからの引取も多いため、一般的な保護猫というよりは、売れ残ったものを再販しているだけ、という批判もあるようです。
しかし、野良猫も一般の家で飼われている猫も、ペットショップの売れ残りも、ブリーダーで不要になった猫も命の価値は等価なのですから、どんな形であれ犬猫の命が救えるのならばよいのではないか、という考え方もあるかと思います。
ただ、実際問題として、最近の猫ブームに乗っかり、保護猫をキーワードに適当に稼ごうと思っている業者も増えているようですので、どうしてもそれなりの金額のお金を払う場合には、懐疑的になってしまうことはあるでしょう。
譲渡会の背景
今回の譲渡会開催の背景として、2020年12月以降一般飼い主からの保護依頼が急増しているとのこと。従来の保護依頼は月間20〜30頭ですが、11月は57頭、12月は23日時点で120頭を超えており、末日までに150頭を超える見込みのようです。
また、保護依頼理由としては、「経済的困窮」が62%と半数以上を占めており、コロナの影響が出ていると思われます。続いて「飼い主の病気」、「問題行動・しつけ不足」と続いています。
長引くコロナ影響で、多くの方が経済的に困窮してきていることは事実としてあり、結果、大切なペット達を手放さなければならないとしたら、それはとても悲しいことではあります。
譲渡会は、anifareの東京コンディショニングセンターで行われ、初日の1月8日(金)には、ゲストとして獣医師の小西先生が来場されるとのことです。小西先生はロンドベル動物診療所(往診専門の動物病院)の獣医師ですが、動物の治療や病気に加え、多様な動物情報をYouTubeで発信する、人気YouTuberでもあります。YouTubeではこりん先生として人気です。
anifare保護犬猫譲渡会 概要
■参加頭数
・保護犬20頭、保護猫10頭(予定)
■日時
・2021年1月8日(金) 〜1月11日(月)
・10:00〜17:00
■場所
・東京リコションディショニングセンター
・東京都八王子市南浅川町4030 2F (高尾I.Cから5分)
■ゲスト:獣医師 小西先生(こりん先生)
・来場日時:1月8日(金) 11:00〜13:00