株式会社RABOから、猫の生活をテクノロジーで見守るIoTプロダクトをCatlogの第2弾として、『Catlog Board』が発表されました。
Catlog Board(キャットログボード)は、普段、ねこが使っているトイレはそのままでトイレの下に置くだけで、体重と尿量など排泄物の量やトイレの回数を自宅の無線LAN経由で毎回自動で記録し、Catlogアプリですべて管理することができます。
Catlog Board の厚さは3cmほどで、普段のトイレの下においても、高さへの影響はほとんどなく、小さいねこや、高齢のねこでも負担なく自然に使うことができます。
Catlog Board では以下のことができます。
1)体重と排泄量、回数の管理
トイレの下においた、Catlog Boardから自動でねこの体重データと排泄量、トイレの回数データを取得し、インターネット経由でスマホアプリで確認できます。
2)継続的なデータの記録と異変の察知
Catlog Boradで取得したデータはずっと記録しておくことができます。体重、排泄量、トイレの回数を継続的に記録しておくことで、子ねこからの成長記録や、いつもと違う変化に気がつくことができます。特にオシッコの排泄については、ねこは病気になったねこの2頭に1頭は泌尿器系の病気という調査もあるほど、泌尿器系の病気には注意が必要です。
ねこの祖先は、アフリカの砂漠地帯で暮らしていたリビアヤマネコで、そのため、ねこの体は乾燥した環境でも水分をむだなく利用できるしくみになっています。ねこの腎臓はオシッコを濃縮する機能に優れていますが、濃縮するために腎臓にはつねに負担がかかり、腎臓が疲れてくると腎不全などの病気になります。また、オシッコが濃縮されることでオシッコの中に結晶や結石ができやすくなり、尿石症や膀胱炎などがが起こりやすくなります。オシッコにまつわる病気はねこの宿命とも言えるものです。
3)首輪型デバイス Catlogとの併用による行動と健康の一元管理
首輪型デバイスCatlogは、ねこの活動データを24時間365日そして一生記録し、バイオロギング解析技術および機械学習を用いて、実際の行動に分類していくloTプロダクトです。歩く・走るなどの運動や睡眠・休息、ごはんなどお留守番中の行動を外出先からでもスマホで見ることができます。CatlogとCatlog Boradを併用することで、 ねこの実際の行動と体重、排泄量・回数の健康管理データをまとめて見ることができます。
4)多頭飼い対応
「一般社団法人 ペットフード協会」の調査によると、ねこを飼っている世帯における平均飼育頭数は、1.8頭と多頭飼いが多い傾向にあります。
Catlog Boardので多頭飼い対応は、首輪型デバイスのCatlog Pendantをつけていれば、ねこを識別できます。また、Catlog Pendantを持っていない場合は、体重や頻度などのデータから、AIでねこを推定し記録します。
5)データをみんなで共有可能
家族などを「共同飼い主」として登録することで、関係する人でねこを見守ることができます。また、一緒に暮らしている方との共有はもちろん、実家のねこを見守ったり、獣医さんにねこデータを共有したりすることも可能です。
完全コードレス仕様
Catlog Boardは完全コードレス仕様になっています。ねこは、紐状のものが好きな子も多く、コードがあるとかじってしまう心配もありますが、コードレスなので安心です。乾電池や充電池で3ヶ月の利用が可能です。
クラウドファンディング Makuakeでの先行予約開始
Catlog Boardは、10月5日よりMakuakeで先行予約販売をしています。Makuakeで購入いただいた方へのCatlog Boardのお届けは、2021年7月中を予定しているとのことです。また、Catlog Boardが計測する「体重」「排泄量」の情報を閲覧するためには、アプリの「猫バカプラン(月額580円)」のご利用が必須となります。
<参考>
■株式会社RABO
URL:https://rabo.cat