猫好きの方なら、一度は憧れるキャットウォーク。部屋中に、キャットウォークを張り巡らせて、猫たちが喜ぶ様子を見てみたいと一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
しかし、現実的にキャットウォークを設置するには、壁に直接取り付けるタイプだと、業者に頼むとしても、自分でDIYするにしても、一度取り付けたら、気軽に位置を移動できません。最初に位置は考えて付けるとしても、自分の猫がどのくらいの高さに、間隔を好むのか、猫が飛び乗ることも考えて、耐荷重はどのくらいをみておけばよいのかなど、よくわからなかったり、やってみないとわからないことも多いでしょう。また、おそらく年齢によっても、気にいる高さや間隔は違ってくるとすると、せっかく設置したのに、ねこちゃんが使ってくれない可能性も。
そのようなキャットウォークにまつわる悩みを解決してくれるかもしれないのが、この「猫壁（にゃんぺき）」です。この「猫壁（にゃんぺき）」は住まいと暮らしの総合生活企業である、LIXILがペット保険のアニコム損害保険株式会社の協力を得て開発したものです。大手企業がタッグを組んで出して商品として出してくるということは、猫の飼育数が増えていることもありますが、合わせてキャットウォークのニーズも多いのではと想定できます。
「猫壁（にゃんぺき）」ですが、この商品は自分の猫の性格や成長に合わせて、自由に高さやレイアウトをアレンジできる、マグネット脱着式のキャットウォールです。
パーツは、ステップ、トンネル、ボックスの３つあり、これらを自由に配置できる仕組みになっています。
デザインも、カラーラインアップには猫の毛並みとインテリアに合わせて5色が展開されています。また、丸みを帯びたデザインなので、猫も安心です。触れる部分はフェルト生地が使用されており、さらに、猫ちゃんが飛び乗っても大丈夫な約20kgの耐荷重設計をしているので、安心して使えそうです。
とても手軽に使えそうですが、この商品を使うには、当然、壁にマグネットが付けられなければなりません。普通の家の壁にはそんな機能ないですよね。どうするのかといえば、この商品を買った場合、LIXILが壁にマグネットパネルを埋め込む工事も合わえてしてくれます。壁にマグネットパネルを埋め込むなんてできるだ、と思いましたが、できるようです。
なお、一軒家や分譲マンションだけでなく、賃貸住宅でも可能だとか。ただし、賃貸住宅の場合は退出時には原状復帰する必要がありますが、原状復帰はカベ紙、クロスの張替えが必要で、また、実施可否および原状復帰の対応については、必ず管理元へ確認をお願いしてくださいとのこと。
パネルを埋め込んだ箇所にしか設置できませんが、配置を自由に決められるのはよいですね。
さて、気になるお値段ですが、正直ちょっとお高めです。
パネル3枚と、ステップ×3、トンネルまたはボックス×2で270,000円（税別）、また、パネル１枚でも135,0000円（税別）と気軽にやってみようという金額ではありません。せっかくやるなら、スペースが許せばパネル3枚程度の広さを対応したいと思うと、やはりちょっと迷う感じではあります。
この商品は、まだ、実験的な取り組みとして、現在Makuakeの応援購入で取扱中です。もっと普及して安価に取り付けられるようになるとよいなと思います。
■「猫壁（にゃんぺき）」のMakuakeプロジェクト概要
・実行者：株式会社LIXIL
・協力：アニコム損害保険株式会社（協力内容：商品仕様に関するアドバイス）
・プロジェクト期間：2020年12月16日（水）～3月1日（月）
・プロジェクトページ：https://www.makuake.com/project/catwall/