コロナ禍により、譲渡会の自粛または、譲渡会への来場者減少により、運営状況が厳しくなっている保護猫施設、保護猫カフェが増えています。
岡山県の吉備中央町にある、日本初の廃校を利用した保護猫施設「ティアハイム小学校」もその一つ。
ティアハイムとはドイツ語で「動物の家」「保護施設」という意味です。シェルターや保護施設は全国的に増えていますが、施設スペースには限界があり、多くの頭数を預かれない、という問題もあります。また、狭い場所に多くの頭数を保護した結果、施設自体の環境が悪化するというケースも少なくないと言います。
そんな問題を解決し、広々とした環境で保護できる施設を作りたいという思いから、作られた保護猫施設が、廃校を利用した「ティアハイム小学校」です。
ティアハイム小学校はその広さを活かし、一般的な動物病院と変わらないレベルの医療設備もあり、同じ志の獣医師の方々の協力体制のもと、保護した犬猫の、検査やワクチンだけでなく避妊・去勢手術まで全て施設内で完結できる環境を整えることで、総合的な保護猫施設となっています。